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熱海別荘解体

 知り合いに 「熱海にある 別荘を解体する予定だが 解体前に 使えそうな材料を 取り外してほしい」と頼まれたのでさっそく あたみの別荘に行ってきました。
 
 この家は 昭和15年に建築された 和風建築で1階は 書院風 2階は数寄屋風の 建物です。庭は手の行き届いた和風庭園。
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 水屋 茶室などもあり 
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 昭和15年というと 戦時色が濃くなり 贅沢はできない時代背景もあり 建築材料としては 驚くほどの良材はは使われていませんでした。 全体のメインの化粧材は松の柾 (玄関回りや 座敷の柱、 床の地板 ローカのフローリング等)でした。また床柱や 床板には 貼り物も使われていて 新築当初から 貼り物だったのか 後からリフォームして そのようになったのかは わかりませんでした。
 
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 木は古くなっても 材料としては 価値が下がるわけではありません。 古いまま使ってもよいし 削って新材同様にして 使うこともできます。 古い木は 狂いも少ないという良い点もあります。今回取り外した材料を使って 小さな家を建てる予定です。
大工む
by monokoubou | 2013-09-09 08:54 | 建築のこと